4.02.2013

日本ヘミングウェイ協会 2013年5月 ワークショップ開催のお知らせ



日本ヘミングウェイ協会では、下記の通り、日本英文学会の開催に合わせてワークショップを開催いたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

日時:2013年5月25日(土)10時〜12時30分
場所:東北大学川内キャンパス(A棟401教室)

プログラム
▲ 開会の辞 (10:00)
      塚田幸光(大会運営委員<WS担当>・関西学院大学)

▲ワークショップ(10:05〜12:30)
「ヘミングウェイを精読する
        ――細かく読むからこそ見えてくるヘミングウェイ作品」
    司会・講師:倉林秀男(杏林大学)
        講師:新関芳生(関西学院大学)
         辻 秀雄(首都大学東京)
         水口陽子(豊田工業高等専門学校)

▲閉会の辞(12:30)
     島村法夫(会長・中央大学)

(なお、25日18時頃から会場近辺で懇親会(会費5000円前後)を予定しておりますので、ふるってご参加ください。懇親会への参加については事務局(hemingwayjapan@yahoo.co.jp)までメールでお申し込みください。締め切りは5月10日(金)です。)

ワークショップ要旨
 文学作品の解釈をめぐる方法論は多種多様なものとなっている。また、批評理論に頼るあまり、作品の本質的な部分が埋没してしまうこともある。こうした風潮のなかで、改めて「読む」という行為を見つめ直し、原点回帰の如く「精読」と「解釈」について考えてみたい。作家が丹念に一つ一つの言葉を紡ぎだし、テクストを創造した作業と同じように、読み手である私たちも、綿密に織り込まれた一つ一つの言葉をときほぐしながら、そこに込められた意味を探る。
 今回のワークショップでは、Susan BeegelのHemingway's Neglected Short Fictionで取り上げられていた “A Simple Enquiry ”を巡り4名の講師がそれぞれの視点から作品の精読をし、そこからどのように読み解くのかを提示する。今日まであまり扱われることがなかったテクストに焦点を当て、テクストの読み方に関して、さらには解釈について、多くの参加者とのディスカッションを通じて議論を深めていきたい。

英文学会(東北大学)にいらっしゃる方に宿泊施設に係る注意
東日本大震災以降、東北地区の宿泊施設はマスコミ、ボランティア等の宿泊で予約が取りにくい状況になっております。早急に予約をしていただくか、旅行代理店の「フリープラン」を利用するなどしてご予約ください。